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上田 大輔
ますばぁへの手紙
夕空に染まるように頬を真っ赤に火照らせて
一緒に帰ろう。手を繋ごう
そう言って笑った貴女がいた
夜になり 眠れないんだと
わがまま言って泣き出した僕に大丈夫 一人じゃないんだ.と
頭を撫でてくれた
もし貴女が居なかったら今頃僕は何をしていたんだろう
もし貴女が居なかったら
ましてや僕なんて生まれてもいなかったんだろう
「ありがとう」
でも.
もう会えないんだね
この広い空の下
涙でしか伝えきれない想いがここにあるからさ
一人で泣いていたんだね
一人きりで苦しんでいたんだね
ごめんね.本当にごめん
もう一人になんてさせないから
ただ君に逢いたくて ただ君に逢いたくて
どっちだろう 貴女に出会える海
どっちだろう 貴女に触れられる空
ただ逢いたくて この広い空の下
いつか見上げた雲の隙間に
虹が架かる事を願いながら
貴女から授かったこの身体と共に精一杯に生きて笑うよ
涙でしか伝えきれない想いが此処にあるからさ
ますばあへの手紙 - 上田大輔
00:0000:00
作成:20歳
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